にんにく生産 2023年

2023年 にんにく生育経過

2024年06月17日 2023年度生産レポート終了

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2024年 6月17日 2023年度のにんにく生産レポートを終了します。



乾燥が終了し、出荷できるようになった新にんにく

5月26日に福地ホワイトの収穫が終了してから、根切り作業を行いながらにんにくが乾燥するのを待っていました。
乾燥もほぼ終了を迎え、やっと新にんにくの出荷の準備ができるようになりました。
これをもって、2023年度のにんにく生産レポートを終了したいと思います。



来シーズンに備えて南国市圃場は、湛水を始めています

昨年度は収穫作業に苦慮したので、早くから人員を確保し、幸い天候にも恵まれたこともあって非常にスムーズな収穫作業でした。
ただ、肝心のにんにくのデキそのものは、昨年のような2次成長は少なかったもののあまり良いものではありませんでした。
初冬に出荷する葉にんにくに別段影響はないのですが、冬の寒さに当たらないまま春を迎えると球根が肥大化しようとする時期に先に葉がダメになってしまうような状況が見受けられた年でした。
5月の中旬頃までは青々としてまだ成長を残しているはずの葉が、成長しきってしまって、中には早や黄色くなり始めているものもあるといったのが今年の状況です。
きっと冬の寒さが葉の成長を鈍らせてくれることで、遅くまで葉を長持ちさせてくれるのでしょうが・・・。

特に今年の寒冷地系である福地ホワイトは、暖冬や気温の高い春先の影響を強く受けたものだと考えられます。
温暖化が進むとともににんにくの栽培が難しくなってきているような気がしています。

来シーズン以降も避けては通れない問題になりそうです。



葉が早くにダメになった今シーズンの福地ホワイト

2024年05月26日 にんにくの収穫終了

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5月26日、福地ホワイトの収穫を終了しました。
これで、赤玉にんにく、葉にんにく、土佐にんにくの一連の収穫を経て、2023年度の全てのにんにくの収穫が終了しました。
収穫したにんにくは、ハウスの中に吊るして根を切り落とし、1ヶ月ほど自然乾燥してから出荷します。

赤玉にんにくの収穫は最も早く、4月22日に行いました。
今年は、葉にんにくとして多く出荷したので、例年より少ない収穫量です。
出来はほぼ例年並みといったところです。

福地ホワイトは、5月25日に収穫しました。
球根が大きくなる時期に葉が枯れ始めたので、球根が育ってないものが多く、大不作であります。
ご注文に応えることが出来ず、お客様には大変ご迷惑をお掛け致しました。
この場を借りて、再度お詫び申し上げる次第でございます。

葉にんにく専用種は、5月15日頃に収穫が終了しました。
これも葉が枯れるのが早かったのですが、例年並みの収量でした。
このにんにくは根が張っているため、鍬やスコップで掘り上げないといけないので、収穫に一番時間がかかりました。

土佐にんにくは、3人で2日がかりで収穫しました。
茎を掴んで地面から引き抜いて収穫しますが、前かがみの姿勢を長時間続けると腰をやられることもあるので、腰に負担がかからない方法でやっています。
可もなく不可もない例年並の収量でした。

天気に恵まれ、何とか梅雨入り前に無事収穫終了です。
ご苦労様でした。

2024年04月26日 赤玉にんにくの収穫

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ほぼ例年通りの時期に収穫できた赤玉にんにく

植付けから7ヶ月、ちょうど赤玉にんにくの収穫を終えた南国市の圃場の様子です。
周辺の田んぼは田植えも終わり、苗が伸び始めたところです。

早生の品種である赤玉にんにくは、ちょうど今頃土佐沖で捕れる上りガツオのシーズンが収穫時期と重なる有難く稀少な在来種であります。
周年にんにくの売られている今では、その有難味も徐々に薄れつつあるようですが、上りガツオと切り離しては語れない高知の春の味覚であります。
赤玉にんにくの収穫からスタートして、葉にんにく、土佐にんにくさらに福地ホワイトと、5月末頃までにんにく収穫が断続的に続きます。

赤玉にんにくは、雨の日の合間の天気を見つけて、急いで収穫しています。
枯れた下葉が雨で黒ずんで来ていて、これ以上収穫が遅れるとダメにしてしまうところです。

福地ホワイトは、全体的に花茎が伸び始めて来ています。
寒冷地系の品種が暖地に適応したものですが、間もなく摘蕾して、5月末あたりに収穫となります。

葉にんにく専用種は、茂った下葉が枯れて雨に打たれて黒ずんで根元に重なり合った状態だったので、数日かけて枯れた下葉を取り除きました。
一部にサビ病が出ていましたが、今のところ大丈夫です。

土佐にんにくは、摘蕾を行いながら、大きく伸びてきた花茎は収穫しています。
このところ雨の日が多いので、枯れた下葉が黒ずんで来ていますが、根の方はだいぶ肥大化が進んで来ているようです。

ただ気になるのは、球根の粒が分かれて芽を出す2次生長という現象が、今年もポツポツ出てきていること。
これが酷いと粒ごとに枝分かれして、とても売り物にはならないのだ。
毎年、一定量の2次生長は現れるので、今年もできるだけ少量に収まってくれればそれで良いのですが・・・。

これから収穫の終わる5月末頃までは、天気予報を睨んで過ごします。
どうか長雨と早すぎる梅雨入りだけは、切にご遠慮願いたい!!

2024年03月22日 六ヶ月経過

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春の急成長モードになっているにんにく



田植えの準備が進む周辺の田んぼ

植付けから6ヶ月、にんにくの葉が茂った南国市の圃場の様子です。
畑の周辺では田植えの準備が始まって、水を張った田んぼが見られるようになってきました。

にんにくは春の急成長モードの真っ只中。
葉の大きく茂った様子から、遠目にも立派なにんにくであることが分かります!
このところ雨が多いのが気になりますが、今のところ順調に大きく育って来ています。

赤玉にんにくは、花茎が出てきました。
昨年に比べて、一週間ほど遅いようです。

福地ホワイトは葉が青々としていて、まだまだ生育途中です。
このまま行くと、かなり良いものが揃って収穫出来そうな勢いです。

葉にんにく専用種は、葉の成長はmaxという感じです。
サビ病の予防消毒を行ったり、根元に重なった枯葉を取り除くなどして、なるだけ根元付近に湿気が籠らないように気を付けています。

土佐にんにくは、大きなサイズの茎が揃うようになって来ました。
親指大の立派な2Lサイズ候補もポツポツ目につくように現れてきたので、一安心といったところです。

土佐にんにくの葉の出荷はもう3月になる前の時期で終了しているのですが、成長の遅れている小さなものはまだまだ鍋の具材として利用できます。
これが、土佐にんにくのスゴイところであります。

春の長雨(菜種梅雨)気味なのが不安材料ですが、このまま順調に行ってくれるでしょう・・・。

2024年02月17日 ほぼ五ヶ月経過

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冬らしくない暖かな日の続く南国市圃場



今シーズン最終になる土佐にんにくの葉の収穫

植付けから5ヶ月あまり経過した南国市の圃場の様子です。
一年で最も寒い時期を過ぎたある種安堵感のような思いの残る時期ですが、それも年とともに薄れてきて、今年は特に何も感じることが無かった。
明らかに気候が変わって来ているようです。

生育状況は、例年並に出揃って来ています。
今のところ、寒が入らなかったせいか全体的にひ弱い感じがしていますが・・・。

赤玉にんにくは、茎も葉も硬くて大きく立派なものになってきました。
球根を肥大化する準備が整ってきているようです。

今年の福地ホワイトは、寒さのダメージを全く受けないで育っている様子です。
こんな状況は初めてのことなので、このまま行くととんでもない事になるかも知れません。

葉にんにく専用種は、かなり大きく茂り始めたという感じです。
葉が長く密集するので湿気が籠り、去年は一部にサビ病が発生したこともあったので、今年は3月になったら予防消毒を行う予定です。

土佐にんにくは、ここにきて大きく立派なサイズの葉が揃うようになってきたので、葉にんにくの収穫・出荷が急ピッチで進んでいます。
この時期、寒の入った土佐にんにくの葉は、肉厚であるのに加え、しっかりと甘味ののった独特の味わいで、葉にんにくを知る人にとっては最上級の旨さだと思います。

土佐にんにくの葉の出荷は間もなく予定数量に達しますので、残念ながら近く終了の予定です。

2024年01月21日 ほぼ四ヶ月経過

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年が明けてからも暖かな日の続いている南国市圃場



今頃からが一年で最も寒くなる頃ですが・・・

葉にんにくの出荷で、空いた畝が目立つようになってきました。
植付けから4ヶ月あまり経過した南国市の圃場の様子です。

生育は全体的に遅く、例年に比べて遅れています。
専用種を年明けに出荷したのは恐らく初めてのことで、今シーズンは茎や葉が硬くなるのが遅いですね。
ここにきて、赤玉にんにくの葉もやっと大きくなってきましたが、やはり少し遅い。
ひと桁台の気温が続く日がほとんどなく、ほぼ雨も降らない。
この時期のにんにくの成長には、寒さと雨量が影響するようです。

赤玉にんにくは、葉がかなり大きく立派なものが揃うようになってきましたが、出荷予定数量に達したので、今シーズンの販売は終了です。

福地ホワイトは、この時期は寒さで葉がべったりと地面に垂れて広がっているんですが、ぜんぜんそんな様子がありません。

葉にんにく専用種は、ここにきて白い茎の部分が硬くなってきたので出荷終了です。
今シーズンは出荷できる期間が長かったので、ご覧のように畝が減ったり、短くなっています。
終盤に出荷した葉の中にはビックリするほど大きなものがありましたが、筋が入って硬くなったものはなく、美味しく食べられました。
が、やはり寒が入ってないので、葉の甘味は劣るようでした。

土佐にんにくは、例年に比べると少し小さなものが多く、全体的に葉の色が黄色っぽいように感じていたのですが、少雨があってからは葉の緑が回復してきている様子です。
例年、1月中旬頃から葉の出荷を始めるですが、今シーズンはもう少し時間がかかるようです。
最も寒い時期の土佐にんにくは、葉が厚く甘味があって、葉にんにくとしては最上級のものなので、もう少し時間を頂戴したいと思っています。

土佐にんにくの葉の出荷は、例年だと2月中旬頃で終了ですが、今年はもう少し長く出荷できるかも知れません。

2023年12月26日 年末の圃場

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今年最後の葉にんにくを収穫する南国市圃場



数日前は本当に寒さが厳しかった

葉にんにくの出荷も年末になってやっとひと区切り。
植付けから3ヶ月あまり経過した南国市の圃場の様子です。

例年通り、12月の上旬に始まった葉にんにくの出荷。
専用種は例年に比べると葉が硬くなるのが遅くて、年末になってもまだ軟らかく食べられています。
赤玉にんにくの葉も遅れて出荷することになりました。
全体的に、12月になって寒が入らなかったのでどうも成長が鈍いように感じます。

赤玉にんにくは、ほぼ一畝出荷しました。
小ぶりのものが多く、束ねる本数が多くてその分畝を持っていかれたようです。
ここにきて、葉はかなり立派なものが揃うようになってきましたが、提供できる量は残り少なくなっています。

福地ホワイトはこの時期には成長が止まって、葉がべったり地面に垂れて広がっているような感じになるのですが、今のところ暖かい日が続いているので、まだまだ元気な様子です。

葉にんにく専用種は、写真右側の一畝を全て出荷しています。
年末のこの時期には、葉が硬くなって出荷終了になるのですが、今年は軟らかい状態なので、まだ食べられます。
見た目は成長して大きいのに、寒が入ってないので軟らかい?
何だかヘンですね・・・。

土佐にんにくは、例年に比べると少し小さなものが多く、全体的に葉の色が黄色っぽいように感じます。
寒さに当たってないせいでしょうか、ちょっと心配ですね。

1月中旬から2月中旬の最も寒い時期の土佐にんにくは、葉が厚く甘味があって、葉にんにくとしては最上級のものだと思います。
暖かい冬はありがたいのだけれど、人間も植物も何らかの厳しい環境がないと良い味にはならないということなのでしょう・・・か。
年明け、1月中旬頃の土佐にんにくにご期待下さい。

2023年11月21日 ほぼ二ヶ月経過

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間もなく葉にんにくの出荷を迎える南国市圃場



余った種をバラまいたフッサフサのにんにくは、家庭用

間もなく葉にんにくの出荷を迎える南国市の圃場。
植付けからほぼ二ヶ月あまり、雨が少ない今年ですが、にんにくはほぼ順調に来ています。

12月の上旬には、葉にんにく専用種の出荷を始められると思います。
赤玉にんにくの葉は、中旬頃にズレ込むかも知れません。
高知の冬を代表する葉にんにく、間もなくシーズンインです。

赤玉にんにくは、茎がちょうど小指くらいの太さです。
今の時期の小ぶりのものは、葉が軟らかくてとても美味しいです。
人差し指から親指の太さに成長してくると、寒に当たって甘味が増してきますが、少し硬さも出てきます。

福地ホワイトは寒くなると成長が止まるのですが、今のところ暖かい日が続いているせいか、まだ生育が旺盛です。

葉にんにく専用種は、葉にんにくで出荷できるものもボツボツ見かけるようになってきました。
出荷できる大きさが揃って来るのは、やはり12月になってからになりそうですね。

土佐にんにくは、大きさ的には福地ホワイトと同じくらいの大きさで推移しています。
これから寒くなってくると成長はだんだん鈍化してきますが、葉の幅と厚みが増してきます。

今年は今のところ例年にも増して、雨が降らず、暖かい日が続いていますので、結構大きくなって寒さを迎えるかも知れません。
急な冷え込みや霜で大きくなった葉がダメージを受けやすくなるので、注意したいと思っています。

2023年10月25日 ほぼ一ヶ月経過

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畝通路は水を含んで黒い土



早くもマルチの上の土は、乾いて白っぽい

植付けてからひと月位雨らしい雨がなかったので、久しぶりに潤った感のある南国市の圃場。
昨夜一時間位の激しい雨音が、心地よく響いたことだった。

植付けからほぼ一ヶ月あまり、にんにくは順調に育って来ています。
9月中旬に植えても、10月初旬に植付けても、10月の終わりには例年変わりなくこんな大きさになるのが何だか不思議に思えるのであります。
オレンジ色の作業車の写真右横の緑濃いの部分は、基肥料を打込んでから全く何もしていないところ。
雑草が隙間なく整然と揃って伸びるのも、また不思議に思えるのでありますが・・・。

赤玉にんにくは、全体的に10cmくらいの長さに揃ってきました。

福地ホワイトは、赤玉にんにくよりも大きく軸がしっかりとしてきました。

葉にんにく専用種は、ご覧のように一番成長が早い。
幹が小指の太さほどのものも結構出てきていて、順調に生育しています。

最後に植えた土佐にんにくも、全体的に赤玉にんにくを少し超えるほどの大きさに揃って来ています。
福地ホワイトと同じくらいの大きさです。

畝通路の雑草を小さなうちにマメに削り取るようにしてからは、大した苦労もなく畑はいつもスッキリしているのが嬉しいですネ。

農園便り

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こんにちは!にんにく好きの店主です。
私の作った土佐の高知のにんにくを食べて元気にお過ごしください!


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